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2022.12.28

経営者は試算表でどこを見るべきか

会計

経営者が試算表を見るのは、会社の状況を把握して、その後の経営方針を決定する判断材料にするためです。
どこを見るべきか、どうすれば正しい判断ができるのか、ポイントをまとめてみましょう。

試算表は各勘定の集計表

試算表は取り引きの仕訳が総勘定元帳へ正しく転記されていることを検証する書類ですが、同時に経営状況を把握する重要資料でもあります。
それを見れば企業内部は丸わかりなので、金融機関に融資を申し込むと必ず提出を要請されるわけです。
一口に試算表と言っても種類が3つあり、「合計試算表」「残高試算表」「合計残高試算表」に分かれます。
合計試算表は一定期間の各勘定科目の借方合計と貸方合計の集計、残高試算表は一定期間の各勘定科目の残高集計です。
合計残高試算表は文字通り、この2つを組み合わせた集計表です。

試算表はどこを見るべきか

試算表で見るべきは、会計の基本5要素です。
決算書に記載される「資産」「負債」「純資産」のほか、「収益」「費用」を合わせて5要素と呼ばれます。
この中でも資産と負債は最重要で、将来会社に利益などのプラス影響をもたらす資本と、マイナス要素である負債がどれだけあるかを知る情報になります。

まとめ

試算表は慣れるまでは理解に苦しむこともありますが、月次試算表と毎月向き合えば、自社の経営状態が正しく把握できるようになってきます。
会社の通知表のようなものと考えれば、毎月成果を見るのが楽しみになるかもしれません。
もし試算表を正しく見ることに不安がある場合は、税理士に相談するのが良いでしょう。

まずはお気軽にご相談ください。