経理の省力化を図るにはどのようにすればいいのでしょうか。
経理の省力化によるメリットもあわせてご紹介します。
経理部門では、日々の現金の出入りや精算などが多い企業ほど業務が多忙となり、残業が発生するケースも少なくありません。
毎月の〆となる月末には、必ずといっていいほど残業が発生し、中間決算や年次決算となればいっそう多忙を極めます。
大企業でも大変なのに、経理スタッフが少ない中小企業ではいっそう大変です。
中には、月末だけ臨時のパートを雇うケースもありますが、毎月違う人材を1週間ほど雇うのは、かえって指導で時間が取られることも少なくありません。
残業を減らし、余計な人件費をかけなくて済むように、経理の省力化を図ることがおすすめです。
高性能な経理システムへの転換を図ったり、日々の入金や出金を銀行窓口まで行かずにネットバンキングで済ませたりするなど、時短や業務の効率化を図りましょう。
1つのシステムに入力すれば、ほかのシステムにデータが連携して税務申告や納税までできるなど、業務工程のカットや時短につながるシステムや、これまで2人で対応していた業務が1人で済むようなシステムへの切り替えがおすすめです。
システムの高度化で記帳業務などがスピードアップすれば残業も減り、決算時だけパートや派遣を雇う必要もなくなります。
人件費のカットにつながり、コストダウンができます。
残業が減れば働き方改革にもつながり、オーバーワークとなって離職するリスクも減らすことが可能です。
経理職は専門性が高く、誰でも簡単に代替できるわけではありません。
離職されると次の人材を採用するのも大変なので、定着率アップが図れればメリットは大きいです。
経理スタッフの出入りが多い企業や経理スタッフが過労で倒れたり、メンタルヘルスを病んでいたりするようなトラブルがある企業は、すぐにでも省力化を進めるべきです。
銀行に行かずにネットバンキングで済ませられるようになれば、移動時間や待ち時間をカットできます。
時間の浪費をなくし、本来の業務に集中することで、残業なく業務を終了でき、スタッフのモチベーションアップにもつながります。
経理省力化することで、残業のカットや人件費のカット、離職率の低下や働き方改革につながるなど、メリットも多いです。
経理スタッフが少ない、処理量が多いなどの企業は、すぐに検討してみましょう。