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2022.12.26

あんしん給与とPX2の違いとは

PX2

TKCの給与計算システムにはあんしん給与とPX2などがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
どちらにしようか迷っている方はぜひ参考にしてください。

TKCの給与計算システムの特徴について

2つの違いを知る前に、TKCの給与計算システムの主な特徴について知っておきましょう。

  • 毎月の勤怠情報、支給額を入力するだけで、源泉徴収税額と社会保険料を自動計算
  • 法令に完全準拠、システムは自動更新
  • 社会保険料率の変更も自動でカバー
  • 月次の締め作業があり、過去のデータを改竄出来ない仕様
  • エキスパートチェックによる間違い防止機能
  • マインナンバーも安全に管理
  • 働き方改革に即して労務管理もサポート可能
  • 会社独自の支給(控除)項目の追加も可能
  • 給与明細書は見易く、A4に1人分出力と4人分出力の2つが選べる
  • 会計システムと連動が可能で、会計側で給与仕訳を自動計上可能
  • 過去の支給控除一覧表、勤怠状況一覧表、至急明細書も出力可能
  • 納税システムが付属し、給与計算結果から電子納税データの作成と納税が簡単に出来る
  • 納税システムは源泉所得税と個人住民税に対応
  • 個人住民税は各市町村に一度の操作で電子納付が可能
  • 従業員の退職の処理と退職者向けの源泉徴収票の作成が可能
  • 社会保険や労働保険の届出にも対応可能

あんしん給与について

あんしん給与は、TKCの給与計算システム「PX2」をベースに開発されたシステムで、PX2に搭載されている機能を一部絞り込んだ、「PX2の簡易版」といえる仕様になっています。
ボタンが並列で並ぶPX2とは異なり、視覚的・直感的に操作できることを目指して、イラストアイコンをフルメニューに採用した画面構成になっています。
また、フルメニューは業務フローに即して配置されているため、給与計算事務やパソコンに慣れていない方にも優しい作りになっています。
あんしん給与で給与計算処理できる人数には制限があり、退職済み社員を除いて10名が基準になっています。
10名を超えると、別途ライセンス発注の必要が出てきます。
最大処理人数は30名となりますが、10名を超えた時点でPX2への切替を検討しましょう。

PX2との機能差異

PX2は、TKCの給与計算システムをフルに盛り込んだシステムになります。
PX2で出来て、あんしん給与で出来ない点の主な違いは以下の通り。

  • 支給・控除項目別のデータ入力・計算
  • 部門別管理での仕訳計上機能
  • 有給休暇の取得日の入力の可否
  • 事前の記入用紙の出力機能
  • 社会保険報酬月額一覧表
  • 年末調整の事前準備資料の作成と記入用紙の出力
  • エキスパートチェック確認表の出力
  • 休職社員の指定
  • 休職社員の復職
  • 「戦略情報メニュー」等の分析メニュー全般

主に、事前に紙に出力して確認する機能、部門別管理を前提とした仕訳計上機能、給与統計表などの分析を行うためのメニュー全般がPX2では使用可能になっています。

まとめ

あんしん給与とPX2の違いを知って、適切なシステム選定を行いましょう。

雲野会計からの掘り下げポイント

実務観点からのあんしん給与とPX2の選定ポイントは?

違いがたくさんあるように感じますが、実務観点からの大きな違いは「処理できる最大人数」です。
PX2は何名でも処理出来ますが(給与単独使用の場合は人数によりコストが変動)、あんしん給与は10名が基本線で最大30名。
コスト面を加味すると、10名が1つの判断基準になります。
事前に確認するために紙に出力する機能をどれだけ使うかといえば、多くは画面で確認して終了してしまうため、実際にその機能を使用している関与先様は少ないように見受けられます。
実務で必要な機能はどちらにもほぼ同じレベルで搭載されているため、実務上は人数で判断しても良いでしょう。
もう一点、選定ポイントがあるとすれば、どちらも会計側のシステムに合わせておくのがベターです。
会計側とのベストな組み合わせは下記の通り。

  • あんしん会計 → あんしん給与
  • FX2 → PX2

この組み合わせで無くても使用は可能ですが、ここでは割愛します。

雲野会計では

TKCの給与計算システムは大変良く出来たシステムです。
給与計算を行う上これほど心強いシステムはそうはありません。
特段使用している給与計算システムが無ければ、TKCの給与計算システムを推奨しております。
あんしん給与とPX2の選定については、コスト面も加味してご提案しております。

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