最近、DXの推進が叫ばれていますが、どのようなことをすべきなのか理解していますか。
ここでは、DXとはそもそもなんなのかと、経理部門におけるDXについて見ていきます。
DXはIT化と混同されがちですが、ただ便利なITツールを導入すれば良いわけではありません。
デジタル技術を使って業務改革や組織改革につながるような革新が行われることが大切です。
たとえば、パソコンを導入したからIT化を推進できたのではDXではありません。
パソコンを導入したことで、これまで5名必要だった人材を3名で済ませられるようになった、これまで2時間かかっていた業務が1時間でできるようになったという業務改革の実現が求められます。
経理部門では古くより、会計ソフトの導入などでIT化が進められている企業は多いです。
小さな企業や個人商店はともかく、いまだに紙の帳簿をつけているケースは少なくなったでしょう。
ですが、経理部門は残業が多く、業務が複雑です。
ミスも許されないので、常にスタッフが緊張を強いられています。
こうした経理部門の業務を効率的にし、快適に働ける環境に整えるためのDXが必要です。
職場のパソコンに依存する会計ソフトや専用システムではなく、リモートワークも可能なクラウドサービスを使うなどの推進が求められます。
DXは、単にIT化をするだけでなく、デジタル技術によって業務改革などができることが求められます。
DXをすることにより、大きく変わると言えるでしょう。