雲野照正税理士事務所 - 経営にかかる雲を晴らす

企業の中で、科目配置基準についてしっかりと考えたことはあるでしょうか。
中には、そこまで科目配置基準は重要ではないと感じ、あまり考えていない企業もあるかもしれません。
実は経営において、科目配置基準をしっかりと考えておくことは重要です。
こちらでは、なぜ科目配置基準を考えておくことが重要か、詳しく紹介していきます。

企業全体で体制が整う

そこまで科目配置基準について考えていないと、同じ企業内でも使い方がまちまちになります。
同じ科目を指していても、配置基準が決まっていないばっかりにバラバラで、企業全体で見た時に伝わりにくい部分が出てきてしまいます。
科目配置基準が整っていれば、皆が共通の科目を使用しズレも出てきません。
誰が見ても共通の科目を使用しているため、記帳指導業務もスムーズです。
事務所全体でサポートができるようになります。

経営のために役立つ

ただ、決算や申告のためだけに利用するのではなく、企業として今後の売上につなげるために使用できるようになります。
企業の中ですべてが同じ科目配置になるようにしていると、全体で業務の高度化も図れます。
経営において今何にお金をどの程度使用しているのか、貸方、借方を逐一チェックすることは重要です。
ただの貸借対照表で終わってしまっては経営に活かせません。
トータルシステムなども活かせるようになり、経営分析表や会計資料も容易に作れるようになります。

まとめ

企業で勘定科目配置基準を守っていないと、事務所や職員によって使い方にズレが出てきてしまい大変です。
皆が同じ勘定科目配置基準を守っているだけで、業務の高度化も図れますし決算や申告のためだけのものではなく経営分析にも役立ちます。