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2022.12.26

初期指導のキーワードは「残高」の理由

会計

税理士と顧問契約を結ぶと、今後の経理や税務の方針について初期指導が実施されるのが一般的です。
初期指導のキーワードとして、「残高」が重視される理由についてご説明していきます。

現金の残高が重要な理由

企業にとって現金の存在とお金の流れは重要な生命線です。
お金がなければ運営ができず、借金の返済も、商品の仕入れも、従業員への給与の支払いもできません。
本来あるはずのお金がない事態、すなわち不正流用が行われることや使途不明金が発生するのを防ぐためにも、現金の残高を合わせることが大切です。

不正を防いで信頼を得る

帳簿上の現金の残高と、実際の現金の残高が常に一致していれば、不正流用や帳簿記帳のミス、現金の受け渡しのミスもなく、正確に管理されていることを意味します。
ヒューマンエラーも発生せず、不正を働く人もいない、健全な組織運営ができている証拠にもなります。
また、金融機関で融資の審査を受ける際も、現金管理がきちんとなされているかチェックされることが少なくありません。
税務調査に入られた時も、帳簿と現金の照合がなされることがあります。
税務調査は脱税の虞がある時に限らず、任意で行われることも多いです。
常に残高が一致している適正管理がなされていれば、信頼性も増します。

まとめ

税理士の初期指導で現金の残高管理が重視されるのは、現金は企業経営の生命線であるとともに、社内の不正やヒューマンエラーを防ぎ、金融機関や税務調査時の信頼獲得にもつながるためです。

まずはお気軽にご相談ください。