会社を経営していくうえで、お金の出入りを管理することは非常に重要です。
そこで、「いつ、何のために、どこで、入出金があったのか」ということを把握しなければならず、出納帳が利用されます。
今回は出納帳の中でも、銀行預金の管理を行う預金出納帳について解説します。
そもそも出納帳には、現金出納帳と預金出納帳の2つがあります。
現金の入出金管理を記録するものが、現金出納帳である一方、預金出納帳は毎日の預金の入出金管理を記録するものです。
預金口座においてお金の動きを記帳し、会社の預金残高がいくら残っているかを明確にします。
現金出納帳はどのようなことに使ったのかを記載するのに対し、預金出納帳の場合、お金の動きや残高を記帳して管理していくのです。
預金出納帳は、銀行ごと、預金種別ごと、さらに預金口座ごとに細かく記帳していきます。
近年では、ほとんどの企業において、銀行取引によって預金口座を活用し、各種決済については預金口座で行う傾向にシフトしています。
そのため、銀行の預金口座から企業の収益動向、財産状況などを把握することになるのです。
つまり、預金口座の入出金について正確に把握することが非常に重要です。
預金出納帳は、現代の企業取引において欠かせない帳簿といっても過言ではありません。
企業の財産状況や収益などを把握するためにも日々正確に記帳していきましょう。