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2022.12.23

なぜ帳簿を付けなければならないのか

資料整理

法人でも個人事業主でも事業者であれば必ず帳簿を付けなければなりません。
しかしながら、すべての取り引きやお金の流れを帳簿に付けるのは面倒だと感じている人も多いでしょう。
そもそも、なぜ事業者は帳簿を付けなければならないのでしょうか。
ここでは、帳簿を付けることの意味や必要性について解説していきます。

帳簿にはどのようなものがあるか

帳簿には主帳簿と補助簿の2つがあります。
主帳簿とは事業者に作成が義務付けられているもので、具体的には「仕訳帳」と「総勘定元帳」の2種類です。
仕訳帳には発生した取り引きについて、取り引きの日付や金額、勘定科目、内容などを記載します。
この仕訳帳にもとづいて勘定科目ごとに取り引きを分類し転記したものが総勘定元帳です。
補助簿は作成の義務はありませんが、必要に応じて作成しておくことでより正確に取り引きを管理することができます。
「現金出納帳」や「売上帳」、「仕入帳」などが補助簿にあたります。

帳簿が必要な理由

では、帳簿が必要な理由を見ていきましょう。

1.経営状況を正確に把握することができる

帳簿を付けることで、売上高や収益・損失、資産・負債といったものがどの程度あるのかを数字で客観的に確認することができます。
もしも赤字が出ているようであれば、帳簿を精査することで問題点を洗い出すことも可能です。
問題点が明らかになれば将来の事業展開についても正しい方向性を示すことができます。

2.税金の申告でメリットを享受できる

確定申告には白色申告と青色申告があります。
白色申告は作成する書類も少ないため手続きも簡素ですが、青色申告に比べて税制上のメリットが少ないため、青色申告がおすすめです。
ただし、青色申告は帳簿の作成が義務付けられています。
面倒でも帳簿を付けることで税制上有利な待遇が得られるのは大きなメリットと言えるでしょう。

まとめ

すべての取り引きについて帳簿を作成するのは面倒な作業ですが、帳簿を付けることで経営状況の把握ができることや税制上のメリットを享受できます。
金融機関から融資を受ける時のアピールにもつながるので、必ず帳簿を付けるようにしましょう。

まずはお気軽にご相談ください。