雲野照正税理士事務所 - 経営にかかる雲を晴らす

財務・経理が強い会社は力強い成長、安定した黒字化が望めます。
元気な会社ほど収支のバランスが健全であるのは間違いありません。
ここでは、キャッシュフローの意味について説明していきます。

企業における現金の流れのこと

キャッシュフローは、CFと表記されることがあります。
現金の流れのことを指しており、入ってくる現金が出ていく現金を上回っていれば、売上・利益の向上につながるわけです。
家庭に例えるなら家計や収支のバランスに相当します。

会社レベルで収支を把握するために

貸借対照表を確認すれば現金の流れはわかりますが、これだけでは無駄に気づくことが難しいです。
売上が伸びていても、借入金が大きい状態では将来的に赤字につながる可能性があります。
企業は内部留保が多ければ多いほど借入を抑えることができます。
期末の段階で現金は多ければ多いほど良いのです。

キャッシュフローがマイナスになるケース

設備導入のために大規模な投資を行えば、キャッシュフローはマイナスに傾くことが多いですが、これは必ずしもデメリットではありません。
企業の成長のための借入では、企業成長のスピードを加速させる側面があります。
会社をより大きくしたいと考えれば、投資は必要不可欠です。

まとめ

現金の流れが健全であれば企業は元気で、安定した黒字化につながります。
家庭における家計に相当するもので、プラス収支だと企業の財務はより強くなります。
積極的な設備投資をした場合はマイナスになることがありますが、これに関しては企業の成長に欠かせない過程であり、必要以上にネガティブに考えることはありません。