PX2では、社員数を無制限に登録でき、給与管理ができます。
役員・正社員・契約社員・パート・アルバイトなど給与体系が異なっても、自社の規定に合わせて999パターンの設定ができるので、採用する従業員の雇用形態を問わず登録するのが便利です。
ここでは、新入社員が入ったときの登録の仕方と注意点についてご紹介します。
PX2は登録できる社員数が無制限で、役員・正社員・契約社員・パート・アルバイトなど999パターンの給与体系の登録もできます。
さまざまな雇用形態の従業員がいても、1つのシステムで月給計算、時給計算、日給計算などを行うことが可能です。
新入社員の方が新たに創設する給与体系に該当する場合、先に給与体系を登録しておきましょう。
社員情報を登録するにあたっては、給与計算や所得税、住民税の源泉徴収、社会保険の徴収などに関わる事項や給与の振込先など、あらゆる情報を登録しておきましょう。
これにより、正しい給与計算がスムーズにでき、振込までスピーディーです。
氏名や生年月日、住所やマイナンバーをはじめ、社員番号や所属部署、入社日、給与や賞与の振込口座も登録できます。
扶養親族がいる場合や各種扶養控除などに該当する方がいる場合には、家族情報も登録しておきましょう。
社会保険の被保険者番号や基礎年金番号、資格取得、労働保険の被保険者番号や資格取得日なども登録が必要です。
1人だけ中途採用したなどの場合は別ですが、複数の採用時や新卒採用でまとめて登録する場合、PX2への移行により全従業員の登録をする場合には、個別に入力するのではなくCSVファイルの読込がスムーズです。
エクセルなどで管理している労働者名簿などを、PX2の読込に適したCSVファイルに変換して読込を行いましょう。
一気に情報が登録できるので便利です。
データがPX2の読込書式に沿っていないと、読込のエラーが起きてしまいます。
全角・半角の設定や文字数の制限など、最初のデータの段階で問題ないか確認しましょう。
とくに振込口座情報の銀行コードや支店コードは、注意が必要です。
全銀協の形式での登録が求められますが、0で始まるコードの場合はCSVファイルに変換すると0が消えてしまうこともあります。
この場合は、読込ができずにエラーメッセージが出るので、修正のうえで読込直すことが必要です。
PX2は従業員に関する情報を一元に管理出来るシステムです。
入力できる情報は、全て入力して管理するのがよいでしょう。
PX2の社員情報は大変細かく入力が可能になっています。
入社時点で全ての情報が集められれば、それに越したことはありません。
しかし、実際の入社処理の時点では全ての情報がすぐには揃わないことが起こり得ます。
(入れ替わりの激しいバイトさんを多く雇用する会社では特にそうかもしれません)
一方で、給与計算は粛々と進めなければなりません。
この場合は、どこまで入力しておく必要があるのでしょうか。
また、年末調整が近いとなると、最低限「ここまでは」というところは入れないと、法定調書や給与支払報告書の提出が正しくできないことにつながります。
(正確には年末調整事務を請け負う税理士事務所が困ったりします)
PX2へ入力しておく情報をどこまで入れるかのタイミングは、2つの段階で整理しておくと、実務上も問題無いことを押さえておくとよいでしょう。
この2つに絞って、最低限入力が必要な箇所を見ていきましょう。
上記に追加して、
となります。
家族情報の扶養に関する情報等は、あくまでも御本人からの自己申告の世界なので、最低限必要には加えていません。
最終的に年末調整で調整をすることになることは留意しましょう。
PX2の様々な機能をフル活用したい場合は、なるべく全ての項目(連絡先等、資格等、キャリア、のタブを除く)を埋めるようにしましょう
税理士事務所の視点だけではなく、社会保険労務士事務所の視点も合わせ持って、PX2をフル活用できるような運用支援を丁寧に行なっております。