学習ブログ現金の取り引きは日常的に行われる取り引きであり、会計帳簿の中でも日々貴重が必要な帳簿となります。
今回はこの現金の入出金管理を行う現金出納帳について詳しく解説してまいります。
現金出納帳は、会計帳簿のうちの一つであり、現金の入出金管理を日々記録するために使用されるものです。
現金の入金や出金について、「いつ、何のために、どこから、どこへ、いくら受け取ったか、いくら支払ったか」について明らかにするために詳細を記していきます。
現金出納帳の記帳によって出納帳に記されている残高と、金庫やレジなどに入っている実際の現金の残高が一致しているかを確認し、正確な現金の管理を行うことができます。
そのため、現金出納帳は、現金の出入りがあった時にその都度記帳していく帳簿です。
現金出納帳は、作成することにいくつかの意義があります。
・お金の流れを可視化
現金の取り引きについては、通帳などを確認すればある程度の取り引きが把握できる預金とは異なり、後々のなって入出金がいまいちわかりにくく、お金がいつどのような目的で使ったかを記録しておかなければ忘れてしまうような問題が多々起こります。
そこで、現金出納帳を作成することで、現金取引の詳細が正確に可視化することができ、現金の動きがよくわかるようになります。
・社内での不正を抑止する作用
社内では横領などのトラブルに発展する可能性も秘めています。
これらの不正が行われないようにするためには、現金出納帳の残高と実際の現金の残高を随時確認しておくと、万が一残高の誤差が発生した時にすぐに原因などを調べることができ、不正を防ぐことができるのです。
このように、現金出納帳は、会社をいかに健全に経営していくために非常に重要な帳簿となります。
毎日都度記帳する手間はかかりますが、都度記帳することで不正の抑止力も高まります。
